車無し国際カップルのパース生活
2023年10月末からパースに引っ越してきた私たち。
パースに来る前の事前調査（べにお調べ）によると、パースは
「車が無くても何とかなるけど、無いと不便な場所」
とのことで…。
私もパートナーも車を持っておらず、オーストラリアで購入予定もありません。
「なんだかみんなパースは車必要って言ってるけど大丈夫かな…」
なんて少し不安になったりもしましたが、
まあ、どれだけ不便かは実際住んでみないと分からないよね！
ということで、我慢できないくらい不便すぎたら考えることにしてひとまず引っ越してきました。
パースの公共交通機関（電車・バス）
そのため、車がない私たちが移動で使うのは、
もちろん電車やバスなどの公共交通機関！
英語ではpublic transport (パブリックトランスポート)といいます。
私たちは来た初日から数ヶ月経った今まで、仕事や買い物などでほぼ毎日 公共交通機関を使うヘビーユーザーです。
今回の記事では、パース生活で私たちに必要不可欠な公共交通機関（電車、バス）について書いていきます。
パースに旅行にくる方や、車無しでパースに住みたい人にとってお役に立てれば嬉しいです。
パースの公共交通機関（電車、バス）を使うには？
ICカード（スマートライダー）を購入する
パースの公共交通機関（電車、バス）を利用する際に必要なのはスマートライダーというICカード。（Suica的な感じです）
パースのSuica的存在。
移住する方や長期滞在の方で、電車やバスをよく利用する方は持っていたほうが便利です。
QLD州のゴールドコーストに住んでいた時にはGo Card（ゴーカード）というカードを使ってトラムを利用していましたが、
ゴールドコーストの街とトラム
オーストラリアは州によって公共交通機関も違うため、WA州のパースではGo Cardが使えません。州が違う場所なのでICカードを使うにはカードの買い替えが必要です。
日本だと、SuicaやPasmoを買い換えることなく全国共通で使えるので、日本って便利だなと改めて実感しました。
ちなみに私たちは、パースに降り立ってからすぐスマートライダーが必要だったため空港で購入。
空港内のコンビニで購入することができるので、空港からすぐ電車やバスを利用したい人たちはそこですでにチャージされたものを買う事をおすすめします。
電車のチケット販売機で買う
数日しかパースに滞在しない方や、車を持っていて公共交通機関を基本的に使わない方は、電車の場合はチケット販売機を使って電車のチケットを購入することもできます。
バスの運転手から直接買う
ICカードが無い場合、バスはドライバーに言ってチケットを買うようです。
私はカードで乗っているので、直接購入したことはないのですが、Transperth（公共交通のウェブサイト）によると
・現金でバスに乗る際は運転手から購入できる
・おつりは出ないので、運賃代ちょうどの金額支払う必要がある
とこのことで。
カードを使わずに乗る方はコインの準備をよろしくお願いいたします☺️
運転手の脇にも注意書きがありました。 “Tender correct fare”＝正しい運賃
スマートライダーチャージの仕方
チャージ専用の機械
ICカード（スマートライダー）にお金をチャージするのが来たばっかりの時には少しトリッキーでした。
なぜかというと、全ての駅にカードをチャージするための機械があるわけではないから。
今だに、何で無いんだ…！と思っているのですが、無いものは無いので仕方ない。
ゴールドコーストでは、チケット販売機にICカードチャージの機能があったため、足りない時にはいつでもカードにお金をチャージして使うことができました。
あれは今思えばとっても便利だったのね。
パースでも同じだと思っていた私は、お金をチャージしようと思って機械を操作しながら困惑。
あれっ…？チケット買う案内はあるけど、ICカードチャージの画面に行くにはどうすれば…？
画面が大変汚れているのは通常運転。
Perth駅など主要な駅にはチャージ専用の機械があるようです。
それがこちら。チャージ専用機械。
しかし、私たちの最寄り駅（無人駅）には無い！
近くにチャージの機械が無い時にはどうしたらいいのかというと…
ICカードと銀行を紐付ける
オンラインでICカード（スマートライダー）と銀行を紐づけて、自動で引き落としされるようにすることをおすすめします！
ウェブサイトを通して使って紐づけるのですが、ICカード内のお金が不足した時に自動でチャージする金額を選んで登録することができます。
私は不足したら＄20が自動でチャージされるようにしました。
同僚は何度も引かれるのが嫌ということで＄50チャージにしておりました。
銀行を登録するのがいやだ…という人は、チャージ専用機械を使うのがいいと思いますが、銀行と紐付けて自動引き落としにすると20％オフで乗れるので、必ず電車とバスを使わなくてはいけない人は登録したほうがお得だと思います。
チケットポリス（仮名）
無人で改札も無い駅が多々あるので、
「無人駅間ならチケット買わずにICカードも使わなければタダで乗れるぞー！」
と、タダ乗りしようとする人がちょいちょい見られます。
…が、パースの電車内では結構頻繁にチケットポリス（正式名称は分かりませんが、チケットをちゃんと買っているかチェックする職員）をよく見かけます。
もしチケットを買ってない or カードをタップしていない事が発覚した場合には罰金が課せられます。それが結構厳しく取り締まられていて、金額もかなり高いので、私はまじめに支払っています。
とある日の電車が貸切だったので記念に。
私がゴールドコーストにいた頃の話になりますが、以前チケットポリスが見回りに来た際、とある男性が
「いつもケータイのカードをタップして乗っているけど、今日は充電が切れてしまってタップすることができなかった。」
と言い訳した人に対して、
「その証拠に今目の前で電源を入れてみてください。」
と目の前で電源を入れさせられて、しっかり電源が入ってしまい、嘘が発覚した人に対して、もちろん罰金が言い渡されたのが衝撃的でした。
いや自業自得なんだけども…
また、学割料金のチケットを買って、もしくは学割設定のカードでチケットポリスにチェックされて、学生証を持っていなかった際も罰金の対象になりますのでお気をつけください。
取り締まりや罰金が厳しい割に、なんだか色々整ってないのがオーストラリア。
これは私とパートナーの経験談なのですが、
チケット購入機がなぜか使用不可な場合もございます。
そうしますと、どうやってもチケットを買うことはできませんよね。
そんな時に限って、仕方なくチケットが買えなかったことを知らないチケットポリスはチェックに来るものです！
そんな時は使用不可な機械と、駅名の写真を撮っておきましょう。
こんな感じで。“Out of Service”＝使用不可
そしてチケットポリスが回ってきた時に、
「買おうとしたけど買えなかった。（私は悪くないアピール）」
と伝えれば、理解してもらえます。
写真がなくても、
「壊れてたなんて嘘だろ！罰金！」
とはならないと思いますが、念のためね。
車は無くても大丈夫？
最終的に「パースは車が無くても大丈夫なのか」という問題ですが、
本当に人によります。
ここまで答えを求めて読んでくれた方にとって、最終的に白黒はっきりしない答えでがっかりされた方も居るかもしれませんね。
結局答えは無いんかいと思った方達はすみません。
ですが、私の周りの人たちが自身の経験によって
「車がないと不便だよ！」
という答えで助言してくれたように、私たち自身もパースを経験したことによって
「私たちの場合は無くても大丈夫」
という答えに行きつきました。
…まあ大丈夫ですが、不便な時が多々あるのは否めません。
電車やバスを使うため、線路沿いやバスのルート沿いでない限り、行くことが難しくなる場合があります。
さらに待ち時間やルートの関係で遠回りする為、目的地到着に時間がかかることはよくあります。
そしてたまに急にキャンセルになり、予告なしに電車やバスが来ないことも。
元々日本やオーストラリアで車を持っていたけれど、廃車や引越しなどで今は持っていない友達や同僚と話していて思ったのは、持っていた経験があることによって
- 車無しでパースに住むには問題はないけれど、元々スムーズに行けていたはずの場所に行きにくくなりで、不便だったり物足りなく感じやすくなる
- オーストラリアで色んな観光名所に行きたいのに車が無くて気軽に行けない
と感じやすくなるのかな？ということ。
確かに生活に必要な買い物をする、もしくは仕事に行く面では問題ありませんが、たとえば綺麗なビーチや絶景スポットの周りに電車やバスが無いということはよくあります。
みなさんのパースに来る目的や行きたい場所はどうでしょうか？
まとめ
以上、今回はパースの公共交通機関について書いていきました。
私もパースについて知らないことはまだまだ沢山あるので、これから生活していきながら色々知っていくのが楽しみです。
そしてこのブログでは、基本的には車が無くても行けるパースのおすすめスポットを紹介していくので、免許がない方や車を買う予定が無い方にも、少しでも参考になったら嬉しいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました！
次の記事でお会いしましょう！
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